2004年01月25日(日) 00時00分
総菜の加工日偽装 土浦のスーパー(朝日新聞・)
土浦市並木5丁目の「スーパーやまうち土浦都和(つわ)店」で、サラダ、磯ワカメなど一部の総菜類に表示された加工日が、実際の加工日の翌日の日付だったことが24日までにわかった。土浦保健所は同店を経営する「やまうち」(石岡市)に是正指導した。同社は同店を23日から臨時休業にし、「担当社員が少しでも新しい商品に見せようとして行った」と説明している。
同社によると、陳列されていた総菜を午後9時の閉店間際に買った客が加工日が翌日になっていることに気づき、土浦市消費生活センターに通報した。
同店では、大きな袋で仕入れた総菜を小分けする加工をして、消費期限と加工日の表示シールを張っている。店長が総菜担当チーフ(32)に説明を求めたところ、最初は「日付を印刷する機械操作を間違えた」と話したが、その後「翌日売る予定の商品なので、加工日を翌日にすればよく売れると思った」などと故意だったことを認めたという。同社は「消費期限は正しかった」としている。
土浦保健所は同社幹部を呼び、小分けした日が加工日であることを確認し、再発を防ぐよう指導した。同社は26日、経緯を説明した「答申書」を保健所に提出する。保健所は今後、改善されているか監視していく。
同社の山田孝雄専務は「今回のようなことが起きないように体制を整えたい。食品業界にも不信感を与えて大変申し訳ない」と話している。
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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6930
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