2004年01月24日(土) 18時48分
古賀潤議員、CSULAにも「記録なし」(読売新聞)
【ロサンゼルス=森田清司】昨年の衆院選の選挙公報で学歴にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)と記載した民主党の古賀潤一郎議員(45)(福岡2区)は、在籍したのは世界的有名校のUCLAではなく、まったく別のCSULA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)の「誤記」だったと党幹部に説明したが、そのCSULAの在籍者記録にも古賀議員の名前が残されていないことが23日、明らかになった。
読売新聞の取材に対し、CSULAの広報責任者は「考えられるあらゆる方法を使って古賀氏の名前を探したが、残っている1970年以後の在籍者名簿に古賀氏の名前は見つからなかった」と回答した。
さらに同責任者は、「念のために、外国人学生のための語学研修プログラムの在籍者記録も検索したが、1978年に設立された同プログラムにも古賀氏の名前はない」と述べた。
同責任者は、古賀氏がもし同校に在籍していたとすれば、それは「可能性は低いが、登録の際に古賀氏の名前を間違って入力するなどの人為的間違いが起きた」ようなケースに限ると述べた。
同校は一般市民らに広く門戸を開いている公開講座(エクステンション)も持っている。公開講座の受講生名簿は1980年代半ば以降のものが保存されており、そこには古賀議員の名前はないが、古賀議員がペパーダイン大(カリフォルニア州マリブ)に入学した1978年以前に公開講座を受講した可能性は残る。
だが公開講座は、受講料さえ払えばだれでも参加することができ、単位も取得できない。公開講座を受講したことが「学歴」と呼べるかどうかは議論の余地が残りそうだ。
古賀議員は昨年の衆院選、前回参院選の選挙公報などにUCLAと記載。しかしUCLAに在籍記録がないことが発覚後、在籍したのは名門校のUCLAではなくCSULAで、選挙公報は「誤記」だったと説明していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040124-00000106-yom-soci