2004年01月24日(土) 07時00分
日赤、血液事業を抜本改革(日経新聞)
エイズウイルス(HIV)などに感染した献血血液が輸血に使われた問題を受け、日本赤十字社(東京・港)は同社の血液事業の組織を抜本的に見直す方針を決めた。危機管理能力を高めることなどが狙い。藤森昭一社長が23日、本社で記者会見した。社長自らの会見は異例で、同社の血液事業に対する危機感を浮き彫りにした。
組織改革では、全国に77カ所ある血液センターを統合するなどの合理化を検討。また、センターが各都道府県の支部の管理下に置かれている現状についても、献血血液の汚染情報を迅速に伝達するため、本社直属にする。具体的な改革の手順などは今年度末をメドに決める。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040124AT3K2303Z23012004.html