2004年01月23日(金) 20時31分
鳥インフルエンザ問題 風評被害一掃に本腰、スーパーでチラシ配布−−県 /山口(毎日新聞)
阿東町の採卵養鶏場「ウイン—ウイン・ファーム山口農場」で発生した鳥インフルエンザで、県内産の鶏肉や卵が敬遠される動きが一部小売店で出たことから、県は各地に要請に出向いて風評被害の一掃に本腰を入れ始めた。
22日は県幹部が自ら車を運転してスーパーや量販店を回り、従業員啓発用と店頭掲示用の2種類のチラシを配って理解を求めた。23日も続ける。西冨勝夫農林部審議監は「万全の対策を取っていることを説明したい。今日は7カ所予定しています」と足早に次の場所に移動した。
山口市道場門前の「コープどうもん店」の野村憲生店長(50)は「取扱商品のほとんどが県内産。発生直後は一時的に3〜4割ダウンしたが、今は1割減までに回復した。しっかりとアピールしたい」と話した。
二つの消費者団体協議会(地消連、消団連)にも、県民生活課長と生活衛生課長が、安全性のPRと県産鶏肉・卵の利用促進を求める要請文を手渡した。県食品衛生協会など食品関係9団体にも同様の文書を郵送した。【佐藤丈一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040123-00000005-mai-l35