2004年01月23日(金) 00時00分
住民基本台帳 閲覧制限へ 札幌市(朝日新聞・)
条例制定の方針 4情報、プライバシーの保護目的 札幌市は、住民基本台帳法で第三者による閲覧請求が認められている同台帳記載の4情報(住所、氏名、生年月日、性別)について、プライバシー保護の観点から、閲覧制限する条例の制定を目指す方針を固めた。制定されれば道内初となる。
同法は、4情報について「何人も閲覧を請求できる」と規定しており、同市は、閲覧請求が不当な目的であることが明らかな場合を除き、原則公開している。しかし、夫の暴力、ストーカーの被害者が転居先を突き止められるケースや、大量閲覧によるダイレクトメール(DM)の送付が社会問題化しており、同市へも閲覧に対する苦情が寄せられているという。
新条例では、ストーカーの被害者であることなど閲覧を拒む正当な理由がある場合、この人物の情報を閲覧できないようにするほか、DMなどを目的とした大量閲覧の繰り返しを制限することなどを検討。来年4月の制定を目指す。上田文雄市長は「(同法で)原則公開とされている中で、どこまで(制限)できるか検討していきたい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=6233
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