2004年01月23日(金) 19時11分
塗装に関する苦情、相談相次ぐ−−NPO法人「塗装工事研究会」 /千葉(毎日新聞)
◇泣き寝入りせず、まずは電話を
「塗装会社の見積もりが高すぎる」「塗りたてのペンキが1週間ではげた」——。NPO法人「塗装工事研究会」(羽良昌之理事長)=佐倉市土浮=に、塗装に関する苦情や相談が相次いでいる。発足3カ月で既に約100件。羽良さんは「泣き寝入りの前にまず電話を」と呼び掛けている。
羽良さんによると、塗装業界では近年、法外な料金の請求や手抜き工事で、顧客とのトラブルが増えているという。
県消費者センター(船橋市)によると、一昨年の塗装工事に関する相談は211件で、3年前の約1・2倍。「相談員は専門知識がなく、答えに困ることが多い」と頭を抱えていた。
このため、塗装会社を経営する羽良さんらは「自分たちの専門知識が生かせれば」と、昨年10月に研究会を発足させた。専従スタッフ2人が無料相談を受け付ける一方、悪徳業者にだまされない「7つの法則」と題する冊子を無料で配布している。冊子には、▽施工内容の詳細書を見せて下さい▽職人さんの名簿やプロフィールをみせて下さい▽料金支払いは工事完了後にお願いします、など契約時に注意するアドバイスを記している。
問い合わせは同研究会(電話0120・84・7017)。【山本太一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040123-00000003-mai-l12