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2004年01月23日(金) 00時00分

<茶況>静岡の製茶問屋 農薬名明記で透明性をPR(22日) 東京新聞

 静岡市の製茶問屋小柳津清一商店は、スーパー向けの茶袋商品に、残留農薬を検査し、検出した農薬名を明記している。消費者の農薬への関心が高まる中、スーパー側から「はっきりと示すという姿勢が評価できる」と支持され、販路を広げている。

 同社は仏事関連を中心に伸びてきたが、スーパーへの販路拡大も模索。7年前に製茶分析センターを新設して、より安全な商品を提供する体制作りを進めた。

 スーパー向けのほぼ全商品について、仕上げ加工後、主産地の静岡市、川根地区でよく使われる主な農薬13種類の残留量を調べている。基準値の半分以下であることを確かめ出荷している。

 茶袋には「安全についてのお知らせ」として、残留農薬を検査していることや検査した農薬名を列記している。

 スーパーへの進出は後発の上、競争相手も多いが、安全な商品作りを前面に出して売り込んできた。安全、安心な食品へのニーズが社会的にも高まる中、約7年間で全国各地の800店舗以上に商品が置かれるようになっている。

  (松本利幸)

 袋井・森 各消費地からの補充注文は家庭用の小口が中心。

 掛川・小笠 大城茶手揉み保存会の研修会が2月4日、大東町大坂のJA遠州夢咲大城経済店舗で開かれる。

 島田 産地問屋は小口注文の仕上げ、発送を進めている。

 榛原・相良 産地問屋は消費動向を探りながら販促に努めている。

 金谷・三川根 厳しい冷え込みとなり、荷動きは順調。

 藤枝 指導機関は寒さの厳しい時期を迎え、幼木園を中心に防寒対策をするよう呼び掛けている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/siz/20040123/lcl_____siz_____001.shtml