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2004年01月23日(金) 14時42分

<学歴詐称疑惑>「卒業の事実なし」古賀議員の進退は…毎日新聞

 民主党の古賀潤一郎衆院議員(45)=福岡2区=の学歴詐称問題は23日、本人が米ペパーダイン大学から直接「卒業の事実はない」と確認したことで、疑惑発覚時に報道陣に語った自らの「進退問題」が焦点になった。昨年11月の総選挙で敗れた自民党の山崎拓氏(67)周辺は「これで議員辞職は必至になった」と勢いづき、民主党側は「本人が卒業したと思いこむ理由があったはずだ」と最後の望みをつなぐ。古賀氏は大学で事実確認後、報道陣に姿を見せずに立ち去った。

 「本人が卒業の事実がないことを確認したのだから、約束通り議員辞職しかないだろう」。自民党山崎派の国会議員の一人はこう話す。「国会議員の言葉は重い。後にトーンダウンしたようだが一度口にしたからには、それを守ってもらわないと」と付け加えた。

 また、山崎派の福岡県議は「古賀さんは、さわやかさで有権者の心をつかんだ政治家。大学中退であっても、選挙結果に変わりはなかっただろうに、と思うと、いまだになぜ『卒業』と書いたのか理解できない」としたうえで「有権者に間違った情報を与えた以上、自分で調査結果をはっきりとさせて辞めるべきだ」と言い切った。

 別の自民党県議は「わざわざ米国まで行った理由が分からない。(マスコミ取材を)避けていることなどを見ても、正常な判断能力がなくなっているのでは」と話した。

 一方、民主党幹部は「まだ本人から何の報告もないので、何とも言いようがない。議員辞職を前提に話をするのもおかしいし、とにかく事実関係をきちんと確認しないと」と歯切れが悪い。地元の民主党関係者は「そうですか……」とため息をつき、「明日(24日)に県連常任幹事会が開かれる。その時に、調査内容の報告を受けられればいいが」と話すだけで精いっぱいだった。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040123-00001062-mai-soci