2004年01月23日(金) 14時31分
県警HPで恋敵の警官中傷、中部管区の警部を書類送検(読売新聞)
警察官同士の不倫関係をめぐり、交際相手の女性警察官の携帯電話の通信履歴を不正に入手したうえ、女性が交際していた別の男性警察官に関する虚偽の事実をインターネットに投稿したとして、愛知県警は23日、中部管区警察学校教官の男性警部(44)を、虚偽告訴と電気通信事業法違反の疑いで書類送検した。
また、中部管区警察局は同日付で、この警部を懲戒免職処分とした。
県警の調べによると、この警部は、交際相手の女性警察官が別の警察官と交際していると疑い、昨年夏、事情を知らない知り合いの警察官を介して、この女性警察官の通信履歴を携帯電話会社から入手。さらに同年10月中旬、愛知県警のホームページに、相手の男性警察官について「暴力団と付き合いがある」などとする虚偽の事実を電子メールで投稿した疑い。
警部以外の2人はいずれも愛知県警の刑事部門に勤務しており、県警は同日、この2人を不適切な交際があったとして戒告処分。また、通信履歴を提供した警察官についても、必要な手続きを取らなかったとして、本部長注意とした。
書類送検された警部は、3年ほど前から女性警察官と交際を始めたが、昨年初め、女性警察官から別れ話を持ち出されていた。警部は「女性警察官の交際相手が処分されれば、関係が元に戻ると思った」と話しているという。
この警部は昨年4月、同県警から同警察局に出向。同警察学校指導部学生科で教官を務めていた。
同日、記者会見した御手洗伸太郎・同警察局総務監察部長は「刑罰法規に触れる行為を行ったことは、警察官としてあるまじき行為であり、今後、再発防止のために、更に指導を徹底してまいりたい」とのコメントを発表した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040123-00000305-yom-soci