2004年01月22日(木) 02時06分
アルコール検知器誤作動 和歌山県警で摘発150件(共同通信)
全国の警察が飲酒運転の取り締まりに導入している「呼気アルコール検知器」のうち、和歌山県警が採用した西日本の分析機器メーカーの検知器が誤作動し、飲酒していないのに反応していたことが21日、関係者の話で分かった。
この検知器による過去の摘発は約150件に上る。同型を兵庫、福井両県警も採用しており、警察当局は3県警の検知器に共通する欠陥とみて、摘発ケースの洗い直しを進めている。
3県警は既に使用を中止。検察当局は略式起訴など新たな刑事処分をストップし、誤作動の疑いがあるケースでは「無罪」を求める異例の再審請求手続きなどを取る方針を固めたもようだ。
警察当局も必要に応じて免許停止などの行政処分取り消しを行う方針で、今後の対策を早急にまとめ、国家公安委員会に近く報告する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040122-00000017-kyodo-soci