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2004年01月22日(木) 21時03分

節電器詐欺 県内被害者も集団提訴−−代金返還、未払い無効求め /大分毎日新聞

 東京の省エネ設備販売会社アイディックが、効果を偽って全国で節電器を販売していた問題で、県内37の自営業者や法人が21日、同社やローン契約をした信販会社などに対し、支払った代金計約1440万円の返還と未払い分約2040万円の無効を求める訴訟を大分地裁に提起した。アイディックは昨年2月に事実上倒産したが、36都道府県の被害弁護団が提訴を進めており、大分は24番目となる。
 訴状によると、自営業者らは97年11月〜02年9月、同社から節電器「省電王」をローンを組んで170万〜30万円で購入した。同社の販売員は「電気代が最低でも2〜3割安くなる」「効果がなければ代金を返す」と説明したが、実際には節電効果もなく代金の返還にも応じなかった。このため、アイディックの販売方法は詐欺にあたり、信販会社も「販売方法が問題になった後も同社の再審査をせずにローン契約に応じて、被害拡大の防止義務を怠った」と主張している。
 被害者対策大分弁護団の井田雅貴弁護士は「県内から60人以上の相談を受けており、まだ被害者がいるはず。泣き寝入りせずに声をあげてほしい」と話した。問い合わせはリブラ法律事務所097・538・7720。【結城かほる】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040122-00000005-mai-l44