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消費者金融最大手「武富士」(東京都新宿区)の盗聴問題を報じたフリージャーナリスト山岡俊介さん(44)らに対し、同社が計約3500万円の損害賠償を求めている訴訟の口頭弁論が21日、東京地裁で開かれ、同社側は訴えの取り下げを検討していることを明らかにした。
武富士はこれまで、同社に批判的な記事を書いたジャーナリストらに対して、少なくとも6件の名誉棄損訴訟を起こしてきたが、このうち山岡さん以外の2件でも被告側に取り下げの打診があったといい、今後、武富士の訴訟取り下げが相次ぐとみられる。
武富士側の弁護士は、この日、前会長武井保雄被告(74)(電気通信事業法違反罪で起訴)が盗聴を指示したと自供したことを挙げ、「取り下げを検討している」と述べた。武富士広報部は「会社が起こしている訴訟全体について見直しをしている」と話している。