2004年01月21日(水) 07時00分
文科省、マルチ商法被害で大学に啓発強化要請へ(日経新聞)
マルチ商法の被害に遭う大学生が急増している問題で、経済産業省は20日、全国の大学に注意喚起するよう文部科学省に文書で要請した。これを受けて文科省は近く、全大学に学生への啓発強化を求める通知を出す方針。悪質商法への対応で文科省が大学にこの種の通知をするのは、ねずみ講の被害が広がった1978年以来という。
経産省の要請文書は消費者保護を所管する消費経済政策課長名で、文科省の学生課長あて。大学生の間でマルチ商法をめぐるトラブルが多発しているとして、学生への情報提供など被害拡大の防止策をとるよう各大学に周知することを求めている。被害事例などの資料も添付した。経産省は昨年末にも、口頭で同じ趣旨の要請をしている。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040121AT1G2001N20012004.html