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イラクへの自衛隊派遣をめぐり、公明党の支持母体である創価学会の会員有志が21日、神崎武法公明党代表と小泉純一郎首相あての派遣反対の要望書を東京都新宿区の公明党本部に提出した。「生命尊厳の教えに反する」と派遣反対の署名活動をし、学会員を中心に1847人の署名を集めた。「平和」を旗印にする一方、自民党と連立を組み派遣を容認した公明党は身内の反発に困惑している。
署名を募ったのは、首都圏の会社員で、学会地域幹部の伊藤吉彦さん(43)ら北海道、福岡などの若手活動家。「憲法9条に反するイラクへの自衛隊派遣に反対する」という立場のホームページを設置し、昨年12月にもメールで寄せられた158人の署名を党に提出していた。その後、改めてホームページなどで募ったところ、学会の米国支部などからも署名が寄せられたという。
伊藤さんは「戦争容認は教えに背く。宗教者として発言するのが義務だと考えた」と話す。一緒に要望書を提出した兵庫県の学会員で自営業、山口大輔さん(34)は「自衛隊派遣を容認した党は、参院選を前に連立を重視したのだろうが、目先のことしか考えていない」と批判した。
公明党広報部は「党内にも反対を含めたいろんな声がある。意見は尊重したい」と話した。【青島顕】
[毎日新聞1月21日] ( 2004-01-21-19:52 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040122k0000m040054001c.html