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米国での牛海綿状脳症(BSE)問題を受けて、厚生労働省は20日、米国から昨年1年間に輸入されたカプセルに入った健康食品(サプリメント)やスープ、牛脂など計784トンに、危険部位である背骨が混じっている恐れがあるとして、輸入・販売業者に販売自粛を指導した、と発表した。背骨が付いているTボーンステーキ用肉58トンも含まれており、すでに消費されたかを含めて調査している。
調査は昨年輸入された計約14万件の牛肉や加工食品について実施。6割にあたる約8万5千件について業者らから回答があった。米国での製造過程で背骨を取り除いていない恐れがある、と回答があったものについて、販売自粛を指導した。対象のうち約570トンを占めるのは、サプリメントで、使われているカプセルは骨などが原料。背骨は、付着している神経組織にBSEの病原体が蓄積するとされ、政府は今年2月から食品に、5月からエサ、肥料への使用を禁止する。
(01/21 06:37)