2004年01月21日(水) 06時08分
「武蔵」訴訟 NHK「著作権侵害ない」(スポーツニッポン)
昨年NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の第1回放送のストーリーや11のシーンが、故黒澤明監督の映画「七人の侍」の盗作だとして、著作権を相続した長男の久雄氏(58)らがNHKなどに約1億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、東京地裁(三村量一裁判長)で開かれた。
NHK側は「著作権侵害はなく、監督の名誉を傷つけてもいない」と、請求の棄却を求める答弁書を提出。これを受け都内で会見を行った久雄氏は「あれだけ似ている部分があるのに“知らない”というのは無理でしょう。ちゃんとした企業なら筋を通すのが当たり前。(裁判には)勝てなくちゃおかしい」と強気な姿勢を示した。
久雄氏によると、昨年1月末にNHK側が「作家が黒澤監督を尊敬していたので似たシーンが入ってしまった」などと謝罪。しかし久雄氏が話し合いでの解決を求めると「盗作ではない」と態度を急変させたため、訴訟に踏み切ったという。(スポーツニッポン)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040121-00000024-spn-ent