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松田院長は、出産に立ち会っていない看護師に証言させた偽証教唆罪で14年3月に有罪判決を受け確定。昨年8月から1年6カ月の医業停止処分を受けている。
判決理由で新堀亮一裁判長は「偽証で医師への信頼を裏切られた原告の精神的衝撃は大きい」としたが、医療措置に問題はなかったとした。
原告側は「医療過誤が認められず、怒りを感じる。控訴を検討したい」としている。
判決によると、9年3月、母親=当時(32)=は同医院で出産した。子供は直後に死亡したが、松田院長は父親(52)に「死産」と説明。容体が急変した母親は大学病院に移され、血液が固まる播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)で死亡した。