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偽造シールは全国の郵便局で既に1850枚発見された。うち1040枚は実際に使われ104個分の「ゆうパック」を無料にしていた。現在、公社の監察官が公文書偽造容疑などで偽造元を捜査している。
「ゆうパック」を利用した際にもらえるシールは、所定の台紙に10枚張って窓口に持ち込むと、小包1個の料金(510−2940円)がただになる。他人にも譲れるため、ネットオークションで10枚1組数百円で販売されている。
昨年12月、近畿の郵便局で「本物かどうか確認したい」と利用者の申し出があり、調べたところ偽造と判明、全国的な調査を始めた。
シールは特殊な加工を施しているが、偽造品も精巧で一般利用者が見分けるのはほとんど不可能という。ネット上の売買は現在も行われているが、公社は「怪しいと思えば購入しないように」と呼び掛けている。