2004年01月20日(火) 07時00分

全日空、航空券のネット予約能力を３倍に（日経新聞）

　全日本空輸はインターネットによる国内線航空券の予約用サーバーを2月に増強し、処理能力を3倍に拡充する。会員用ホームページも刷新し利用者に合わせた画面を自動表示する。ネット予約の利便性を高め、旅客を取り込む。

　全日空は自社ホームページで国内線航空券の空席照会や予約サービスを実施。予約後の決済はネットやコンビニエンスストア、旅行会社などでできる。ホームページの刷新では、1000万人弱いるマイレージ会員があらかじめ登録している住所・性別・年齢などから、1人ずつ最適の旅行商品や最寄りの国内利用空港を自動表示するようにする。予約可能な座席数を四席から六席に増やすなど、細かな機能も見直す。全日空は今年度、ネットで予約を受けた航空券の取扱高が約1800億円に達する見込み。ネット通販の規模としては国内最大級という。予約機能強化で、競合する日本航空システム（ＪＡＬ）や新幹線に対抗、2005年中に個人客のネット予約比率を今の35％から50％に引き上げる。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040120AT1D1800A19012004.html