2004年01月20日(火) 20時36分
<ゆうパックシール>偽造品、全国で1850枚(毎日新聞)
日本郵政公社は20日、ゆうパックを出すごとに1枚発行され、10枚で無料になる「ゆうパックシール」の偽造品が、全国で1850枚見つかったと発表した。インターネットオークションで売りに出されており、郵政公社は「大量に安く出品されている場合の購入は慎重に」と呼びかける一方、大量偽造の疑いがあるとみて捜査を始めた。
14ミリ四方の偽造ゆうパックシールは、精巧にできているため、専門家以外には確認しにくい。昨年12月15日に京都市内の男性が、シールを10枚張った台紙を「インターネットオークションで入手したが、本物か確認してほしい」と届け出たのが発端。1850枚のうち、これまでに1040枚が実際に使われた。
同公社が三つのオークションサイトを調べたところ、1月15日現在で合計481件の出品があり、最低落札希望価格は10枚で700円程度が多いという。サイト運営側は「偽造が確認されれば出品を停止する」(ヤフー)が、郵政公社は「画像だけでは判定できない」と説明している。【池畠恵治】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040121-00000075-mai-soci