2004年01月20日(火) 12時05分
<懲戒免職>高校教諭が昼食時に飲酒 大阪(毎日新聞)
大阪府教委は19日、2年半にわたって勤務時間中に校外の飲食店で常習的に飲酒していた府立貝塚高校(同府貝塚市)の男性教諭(50)を懲戒免職処分にした。同僚に見つからないよう昼休み時間を勝手にずらして、昼食を取りながら飲酒していたという。飲酒を理由にした免職は異例。
府教委によると、この教諭は01年6月ごろから昨年11月にかけ週1、2回、午後の授業がない日に学校近くの中華料理店やすし店でビール大瓶1本を飲んでいた。休憩時間は午後0時半〜1時15分だが、飲酒が発覚しないよう1時ごろから1時20分過ぎにかけて学校を出ていた。空き時間ができた時は、午前11時ごろから飲んだこともあったという。
昨年11月、人物を特定しない投書が府教委にあった。この際の調査では教諭は名乗り出なかったが、翌月に名指しした投書があり、再調査に対して飲酒を認めた。
府教委は、合宿先で飲酒してセクハラ行為をするなど教員の飲酒トラブルが相次いだため、昨年6月、勤務時間中の飲酒を全面禁止する通達を出していた。この教諭は「校外でならよいと思った。認識が甘かった」と釈明したという。府教委は「論外の勤務態度で厳しい処分は当然」と話している。【宇城昇】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00001020-mai-soci