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2004年01月19日(月) 03時13分

名医を実地認定、HPで公表…カテーテル学会読売新聞

 慈恵医大青戸病院での腹腔(ふっくう)鏡事故など未熟な技量による医療ミスが後を絶たず、医師の“実力”評価が求められる中、心臓病治療にあたる日本心血管カテーテル治療学会(約1400人)が、実地試験に合格した医師名をホームページで公表する専門医認定を始めた。

 心臓のカテーテル治療は、足のつけねの大動脈などから管を通し、狭くなった心臓の冠動脈を広げる。狭心症治療に年間11万件と広く普及してきた。その一方、事故の正確な統計はないが、「技術の未熟さから患者の命を危険にさらす事例が後を絶たない」(ある循環器内科医)。

 認定資格は200例、5年以上の経験とし、患者に同意を得たうえで、学会から派遣された試験官が治療の場に立ち会う。そこで「造影剤の使用量や造影の回数は適切か」といった20項目各5点満点で採点し、60点以上が合格。重大なミスがあれば試験は即中止され、受験者に代わって指導医が治療に当たる。

 昨年11月から各地で7人が受験し、今月の理事会で第1号の6人を認定。先週末から学会のホームページ(http://www.jacct.com)で公表している。

 学会の専門医認定では、日本内視鏡外科学会が手術ビデオの審査を始めるが、ほとんどの学会では、一定年在籍のうえ筆記や面接試験で取得できる。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040119-00000001-yom-soci