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広島市中心部に配布されたNTT西日本(大阪市)の職業別電話帳(タウンページ)に貸金業の広告を掲載したとして、広島県警は19日、無登録の貸金業者3人を貸金業規制法違反(無登録業者の広告禁止)の疑いで逮捕した。昨年改正された同法で無登録業者の広告・勧誘を禁じた規定や罰則が強化されて以降、電話帳への広告掲載をめぐる摘発は全国で初めて。
逮捕されたのは、広島市中区幟町3丁目、貸金業「ジャパン」社長馬上治重容疑者(62)ら市内で貸金業を営む3業者の代表。
調べでは、馬上容疑者ら3人は、知事あてに貸金業の登録をせずに昨年12月、NTT西日本が発行した職業別「デイリータウンページ」(広島市中央版・約19万部)の金融業の広告欄に、貸し付けに関する広告を掲載した疑い。
県などによると、3業者は98年3月〜00年1月にかけて貸金業登録をしたが、更新をしなかったという。
中国財務局は広告関係団体に対し、貸金業の広告を取り扱う際、登録の有無を調べるよう文書で通知していた。だが、製作会社の「NTT中国電話帳」は登録の確認を怠ったという。同社の吉岡豊社長は「新聞広告におわびとお知らせを掲載するなど対策をとりたい」と話している。
(01/19 23:46)