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2004年01月18日(日) 19時12分

移植ネットでプログラムミス、6人が手術受けられず日経新聞

 日本臓器移植ネットワーク(東京・港)が運用する腎臓のドナーとの適合などから移植患者の優先順位を決めるコンピューターのプログラムにミスがあり、6人が移植手術を受けられなかったことが18日、分かった。移植ネットは同日、厚生労働省で会見し「責任を痛感している」と謝罪した。6人は現在も待機中で、同ネットは本人に電話で謝罪したという。

 移植ネットでは、腎臓のドナーが現れた場合、約1万3000に上る待機患者の優先順位を、コンピューターを使って居住地や待機日数、白血球の型などをもとに決めている。ミスが見つかったプログラムは、順位付けの基準が見直されたのを受け2002年1月から稼働。基準変更で白血球の型が一部異なるケースも「適合」とみなすはずが、変更前と同様「不適合」とみなしていた。

 今月15日、移植のコーディネーターからの照会でミスが判明。同ネットが調査したところ、プログラムの開始後から現在までに脳死を含め130件の腎臓提供があり、このうち五件(いずれも心停止後)がミスに該当する恐れのあるケースだった。(19:12)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040118AT1G1800118012004.html