2004年01月16日(金) 10時19分
[提携]ACCSとヤフー、オークションの著作権侵害で提携(BCN)
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS、辻本憲三理事長)とヤフー
<4689> (井上雅博社長)は1月15日、インターネットオークションサイトにおいて海賊版ソフトなど著作権を侵害したソフトの販売を防ぐために提携したと発表した。著作権保護など普及活動を共同で行い、違法ソフトの排除に注力する。
今回の合意により、ヤフーはサイト上で「Yahoo!オークション」の著作権違反に関する事例を紹介し、オークション利用者に著作権の理解を促すことで健全な競売サイトを目指す活動を行う。ACCSは、出品者に対して著作権保護を呼びかけるメッセージの通知を積極的に取り組むほか、「Yahoo!オークション」の出品者・入札者向けに問いあわせ窓口も新設する予定。
また、両者共同の取り組みとして違反出品の詳細な削除基準と対応方法を取り決める。発見や削除の連作体制を強化するほか、著作権侵害の実態を調査・協議し、状況に応じて随時削除基準に反映させる。
「Yahoo!オークション」では、常時446万件の取引が行われている。しかし、悪質な海賊版販売が発生したケースもあり、ACCSが捜査協力した刑事事件は、03年1年間で11件発生したという。ヤフーの別所直哉・法務部長は、「今回の提携は、違法コピーの販売を排除するための第一歩。ベストな削除基準を模索していく」と話した。ACCSの葛山博志・戦略法務室長は、「まずは、海賊版ソフトを排除する」姿勢を示した。
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