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2004年01月16日(金) 00時00分

個人情報保護の配慮欠く/請求者の情報流出朝日新聞・

  情報公開請求者の名前や住所などの個人情報が請求対象の県議に提供されていた問題で、県議会の小林実議長は15日、県庁で記者会見し、「配慮が足りなかった。請求者に迷惑をかけたうえ、情報公開制度に対する県民の信頼を損ねた」と陳謝した。県議会と議会事務局が個人情報保護の配慮を欠いたまま、なれ合いの関係を続けてきたことが明らかになった。

  県議会事務局の説明によると、3人の県議を対象とする情報公開請求を受けた事務局は今月9日、小林議長に報告。小林議長の判断で、請求対象の県議の自宅や事務所に請求者の名前や住所、電話番号が載った「公文書公開請求書」をファクスした。13日には情報公開担当の文書学事課から議会事務局に「請求者の個人情報がインターネットで流れている」との連絡があったという。

  事務局が3人の県議に電話で確認したところ、対象県議の1人である下崎保氏(緑新会)がインターネットのホームページ(HP)開設者と会って、請求者の個人情報を漏らしたことが判明した。下崎氏は小林議長に対し「大変配慮が足りなかった」と話したという。

  また、これまで特定の県議を対象とした公開請求は4、5件あり、このうち数件を県議に提供したことも分かった。峯山強事務局長は「実際にどれを提供したか記録がないので分からない」と言い、今後、過去の情報提供についても再調査する予定。
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http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?kiji=3936