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消費者金融大手の三洋信販（福岡市）は１６日、顧客１７３人分の個人情報が社外に流出したと発表した。氏名や生年月日、住所や電話番号などで、約７８万人の顧客情報を管理するコンピューターシステムから引き出されたとみられる。流出経路は不明でほかにも漏れていた可能性があり、調査委員会をつくって調査を始めた。
同社によると、５日に社外の個人が本社を訪れ、「情報が漏れている。一部をもらった」と１７３人分の情報が記載された文書を示した。住所の記載内容などが同社のデータと一致しており、５０音順の特定の部分が抽出されていた。
システムに接続し不特定多数の情報を引き出せるのは、社内やシステム管理会社の１００人程度。「システムへの外部からの接続は難しく、内部のものがかかわった可能性が高い」という。
システムには借入額や返済状況といった重要な信用情報も記録されている。同社は信用情報や、１７３人分以外の個人情報が漏れた可能性もあるとして調査している。(01/16 23:55)