2004年01月16日(金) 14時54分
69%が「体感スパム(迷惑)メール」を受信している(japan.internet.com)
参考記事 にもあるが、ユーザーが登録あるいは承認したメールマガジンや広告メールであっても、事情によってはそれをユーザーは「スパム(迷惑)メール」と体感する危険性がある。それはどんな場合だろうか。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った「スパム(迷惑)メール」に関するユーザー調査では、ユーザーが登録・承認したメールであっても、セールス色が強かったり配信頻度が多すぎると、「体感スパム(迷惑)メール」になる危険性があることがわかった。
調査対象は10代〜60代の全国インターネットユーザー300人。男女比は、男性44%、女性56%、年齢層は、10代6%、20代30%、30代40%、40代15%、50代7%、60代2%。
「迷惑メール」を意味する「スパムメール」の認知度に関しては、「一般的だと思う」(17%、51人)「やや一般的だと思う」(34%、101人)を合計した肯定的な回答が52%(152人)で、「あまり一般的だとは思わない」(24%、72人)「一般的ではない」(9%、27人)を合計した否定的な回答33%を上回った。ただし、「どちらとも言えない」と回答したユーザーも16%(49人)いた。
ユーザー自身はどちらをよく使っているかというと、「迷惑メール」が74%(222人)、「スパムメール」が13%(40人)、「両方」が11%(33人)で、「迷惑メール」という表現のほうが一般的には通りがいいようである。
「登録メールマガジンや承認広告メールで、いつのまにかスパム(迷惑)メールに感じられる(体感する)メール」が「ある」ユーザーは69%(207人)もおり、「ない」(31%、93人)ユーザーを大きく上回った。
「体感スパム(迷惑)メール」が「ある」と回答したユーザーに、登録メールマガジンや承認広告メール全体に占める「体感スパム(迷惑)メール」の割合を聞いたところ、「2〜3割程度」(43%、88人)がトップで、「1割未満」(34%、71人)、「4〜5割程度」(15%、30人)、「8〜9割程度」(4%、9人)、「6〜7割程度」(4%、8人)と続いた。
さらに、これら「体感スパム(迷惑)メール」の受信頻度を聞いたところ、「毎日2〜3通程度」が37%(75人)とトップで、「毎日1通程度」(17%、34人)、「毎日4〜5通程度」(15%、30人)と続く。
「体感スパム(迷惑)メール」になるとしてユーザーが挙げた理由(複数回答)は、「セールス色が強い」(206人)、「配信頻度が多すぎる」(165人)、「内容の主旨が期待と異なる」(136人)、「面白くない」(113人)、「内容の品質が低い」(98人)だった。「その他」での回答に、「簡単に解約できない」(派遣社員/37歳)、「別の用途のために登録したメールアドレスに、かってに送られてくる」(会社員/23歳)というのがあった。
以上から、登録ユーザーだけに出しているメールマガジンだからとか、ユーザーから承認をもらった広告メールだからと安心はしていられない。常に内容や配信頻度、登録や解除の方法を点検する必要があるだろう。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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