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元国会議員に16歳の女子高生を紹介し、自宅でみだらな行為をさせたとして、警視庁少年育成課が先月上旬から今月中旬にかけて、東京都内の女性飲食店従業員ら3人を、児童福祉法違反=淫行(いんこう)させる行為=の疑いで逮捕していたことがわかった。
調べに対し、1人は「18歳未満であることを隠して元議員に紹介した」と供述。「元議員から現金5万円を受け取った」との供述も出ている。元議員の事務所は読売新聞の取材に対し、「ノーコメント」としている。
同課に逮捕されたのは、東京都新宿区、飲食店従業員坂本仁美被告(24)、さいたま市大宮区、不動産仲介業細川静実被告(62)、東京都中央区、団体職員多田駿容疑者(57)の3人。坂本、細川両被告はすでに同法違反の罪で東京家裁に起訴されている。
起訴状などによると、坂本被告らは、昨年7月12日ごろ、埼玉県内に住む当時16歳の女子高生を、東京都内の元議員の自宅に連れて行き、18歳未満であることを知りながらみだらな行為をさせたとされる。
同課の調べに対し、3人の1人は「元議員から金を脅しとろうと思った」と供述しているという。
同課では、この事件にはほかに2人が関与しているとして、同容疑で指名手配して行方を追っている。
元議員は、参院議員を経て、衆院議員に当選。現在は政界を引退して、私立大の学長などを務めている。