2004年01月15日(木) 10時49分
鏡もち「前年」に期限切れ 「偽装では」と消費者誤解(共同通信)
山形県米沢市の食品メーカーが製造し、全国に販売された正月用鏡もち約19万個に、期限切れと期限内のラベルが二重に張られ「偽装表示ではないか」との苦情が相次いでいたことが15日、分かった。
製造した「カナエ食品工業」によると、製造過程でラベルが足りなくなり、前年のラベルで代用、本当の期限は今年2月で品質に問題はないが、同社は「消費者の誤解を招き、大変申し訳ない」としている。
同社によると、小型の二段鏡もち(直径約8センチ、高さ約5センチ)を約200万個製造。容器の底には「2004年2月29日」と印刷された半透明フィルムを張ってあるが、約19万個分フィルムが足りなくなり、賞味期限が「2003年2月28日」と表示された昨年のフィルムを使用し、上から訂正したシールを張ったという。
鏡もちは岩手県北上市の菓子販売会社が製造を委託していた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040115-00000064-kyodo-soci