2004年01月15日(木) 17時24分
医療ミスで医師を書類送検 琉球大病院(共同通信)
昨年1月、琉球大病院(沖縄県西原町)で、医師が女性患者(59)=同県糸満市=の鼻から入れたチューブを誤って脳に刺した問題で、沖縄県警浦添署は15日、業務上過失傷害の疑いで、担当した医師(32)=現在は沖縄県内の病院勤務、那覇市=を書類送検した。
調べでは、女性は昨年1月14日、琉球大病院で脳腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた。医師は手術直後、気道確保などのため、鼻からチューブを差し込んだが、誤って先端を中脳に刺した疑い。女性は右眼球や左の手足に障害が残った。
同署は注意すれば起きなかった単純ミスと判断、立件に踏み切った。
同病院の内部調査によると、医師はチューブ2本を鼻から入れたが、1本の先が1センチほど中脳に刺さって出血、血腫ができた。医師は同調査で「患者の口の中に手を入れてチューブが入ったか確認した」としていたが、チューブは気道に入らず、手術の傷口から中脳に刺さったとみられる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040115-00000150-kyodo-soci