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ビール大手各社が15日まとめた03年の「ビール・発泡酒」の出荷数量(課税ベース)は、前年比6.3%減の5億1320万ケース(1ケースは大瓶20本換算)にとどまった。うち、発泡酒も2億151万ケースで1.0%減り、94年の登場以来初めて通年での前年割れとなった。冷夏と、昨年5月の発泡酒増税が逆風となった。
ビールは7年連続のマイナスとなる9.4%の大幅減。市場全体に占める発泡酒の割合は39.3%と過去最高を更新した。なかでも家庭向けでは、発泡酒が52.2%と初めて過半数を超え、名実ともに「晩酌の主役」となった。
各社別のシェアでは、発泡酒の新商品がヒットしたアサヒビールが39.9%と前年に比べ1.5ポイント増え、3年連続でトップの座を守った。2位以下でも順位の変動はないが、アサヒ以外はシェアを落とした。アサヒとキリンとの差が前年より2ポイント開いた。
各社とも04年は、ビール・発泡酒の合計がほぼ横ばいで、発泡酒の割合がさらに増えると見ている。市場が伸びない中での競争が激しくなりそうだ。(01/15 11:09)