2004年01月14日(水) 00時00分
トリインフルエンザ、県内で情報収集(朝日新聞・)
山口県の採卵養鶏場の鶏から、鳥の病気の一種「トリインフルエンザ」のウイルスが検出された事件で、増田知事は13日、「正確な情報収集と提供をし、機敏な対応をとれるようにしたい」と定例記者会見で述べた。また、「安全性への不安が広がり、消費者の鶏肉離れが進むのを心配している」と懸念も表明した。
県畜産課によると、県内の鶏肉産出額は451億円で、全国1位(02年)。卵の産出額は127億円で、全国11位(同)。
同課は12日の農林水産省の発表を受け、県内3カ所の家畜保健衛生所を通じ、獣医や養鶏場関係者らから情報収集を急いでいる。
これまでに、報告や相談事例はないという。養鶏業者には、鶏の健康状態の把握と、部外者を鶏舎に入れないことなどを徹底させている。
一方で、同課は「卵や肉を食べても人に感染した例はない。安心して食べてほしい」と呼びかけている。
食の安全安心推進監には13日現在、「食べても大丈夫か」という問い合わせの電話が1本あったのみ。保健衛生課によると、同課や保健所への問い合わせなどは「聞いていない」という。
同課はまた、医療機関に対し、感染が疑われる患者が現れた場合の報告を徹底するよう指示している。県民への情報提供では、県はホームページを通じて国の情報を適宜提供していく。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=4831
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