2004年01月14日(水) 20時15分
賞味期限の基準明確に 京都府、採卵日虚偽表示で要望(共同通信)
京都府城陽市の山城養鶏生産組合が半年前の卵の採卵日を一部虚偽表示して出荷した問題で、京都府は14日、厚生労働省に対し、食品の賞味期限の設定基準を明確にするよう求める要望書を提出した。
食品衛生法は、卵を含む食品について賞味期限の表示を事業者に義務付けているが、期限設定の具体的な基準はない。
府は「賞味期限設定は生産業者や加工業者の良心に委ねられており、基準がないため行政が(違法性などを)判断しづらい」として、要望書では客観的基準を明確にする表示制度の在り方を検討するよう求めている。
同組合は昨年12月、一部に虚偽の採卵日を表示し、半年前に採卵した卵約5万個を取引先に出荷した。しかし、採卵日の表示は義務付けられておらず、府は当時、厚労省と協議した上で「違法とはいえない」として、再発防止を文書指導するにとどめていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040114-00000237-kyodo-soci