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山口県阿東町の採卵養鶏場に鶏が大量死した問題で、本社農場(福岡県豊前市)などに立ち入り検査した福岡県の麻生渡知事は14日、「持ち帰った検体の血液検査をしている。異常があればただちに防疫態勢をとる」と述べた。検査結果は15日夕にわかる見通し。
麻生知事は定例会見で「もし福岡県側に原因があれば、検査結果でわかる。科学的根拠がない中で原因を速断すべきではない」と話した。県は同日午後、関係部局の責任者や関係団体を集めた防疫対策会議を開く。
立ち入り検査は、同県豊前市の「ウイン−ウイン・ファーム」本社農場と同県大平村の育成農場の2カ所で行った。主な鶏舎の鶏から血液を採取し、阿東町でウイルスに感染した鶏や昨年12月に出荷された鶏と同時期に飼育された鶏を持ち帰り、調べている。
(01/14 12:30)