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山口県阿東町の採卵鶏農場で鶏が鳥インフルエンザウイルスに感染し大量死した問題で、山口県は１４日、まだ生きている約２万羽を同日中に殺処分する方針を明らかにした。作業員を大幅に増やして対応する。当初の計画では「３〜４日かかる」としていたが、感染予防の点から急ぐ必要があると判断した。
１３日午後は、慣れないこともあって作業員６人で７５４羽しか処分できなかった。１４日からは２３人に増やした。
処分後の死骸（しがい）は農場に隣接する町所有の山林に埋める方向で、周辺住民の合意を得るための協議を続けている。県は「了承が得られれば１４日中に穴を掘り始めたい」としている。穴掘りや鶏舎の消毒には３２人を充てる。
一方、県内の養鶏農家への立ち入り検査も続けている。１４日中に１３人で２５６カ所を調べる方針。農場が出荷した卵のうち回収対象量は２万１８８２キロ。１４日午前０時までに回収できたのは１１％にとどまっている。(01/14 15:12)