2004年01月14日(水) 00時14分
牛の背骨、医薬品への使用を禁止(読売新聞)
厚生労働省は13日、BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)の病原体とされる異常プリオンが蓄積する牛の背骨について、医薬品への使用を禁止する方針を決めた。同日開かれた薬事・食品衛生審議会の調査会で了承された。
厚労省は近く薬事法に基づく基準を改正する。牛の背骨を使った食品は2月からBSE発生国の牛に限って流通禁止になるが、医薬品についてはすべての国の牛の背骨を使用禁止にする。
牛の背骨は主に医薬用カプセルの原料として使われている。医薬用カプセルは年間約150億個使われているが、その75%は外国産の牛骨ゼラチンが原料という。このため一斉に規制すると、医薬用カプセルの供給に影響が出ることから、オーストラリアやニュージーランドなどBSE非発生国の牛の背骨については、経過措置をとる。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040113-00000014-yom-soci