2004年01月13日(火) 12時39分
農水省内に対策本部設置 鳥インフルエンザ対応で(共同通信)
鳥インフルエンザ発生への対応で記者会見する亀井農相=13日午前、農水省
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亀井善之農相は13日の閣議後の記者会見で、山口県で発生した鳥インフルエンザ感染への対応を強化するため、省内に「高病原性鳥インフルエンザ対策本部」(本部長・金田英行農水副大臣)を設置する、と発表した。同日夕、初会合を開く。
局長級で構成し、安全の確保だけでなく、生産、流通、消費面など総合的な対応を柔軟に進めるのが狙い。
鳥インフルエンザについて農相は「鶏卵や鶏肉(など食品)から人間に感染した報告例は無く、消費者にはこの点を十分に理解してほしい」と述べ、冷静な対応を求めた。
亀井農相によると、同日の閣議後の閣僚懇談で、小泉純一郎首相が鳥インフルエンザ感染の発生に懸念を表明。農相は、厚生労働省や内閣府の食品安全委員会と連携し、人間への感染予防や被害の拡大に歯止めをかけるため、万全の態勢で取り組む方針を伝えた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040113-00000089-kyodo-bus_all