悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年01月13日(火) 00時00分

「作り手見える食材目指そう」 山城町で朝日新聞・

  地元農作物を地元で消費することで、作り手の見える安全な食材で安心できる暮らしを目指そうと、山城町内の生産者や給食関係者、生活改善グループらが、町地産地消委員会(たべなはれ委員会)をつくり、活動を始めた。昨年町内の保育所と小・中学校が、給食に町内産のジャガイモやタマネギを使う試みを始めたのがきっかけ。

 9日にはメンバーら30人余りが出席して、初会合がサンリバー大歩危であった。まず保育所から「市販品から農薬の無いものを探すのは難しい。子どもたちには新鮮で危険性のないものを与えたいし、昔のトマトやキュウリのおいしさを経験させたい」。小中学校の共同調理現場からは「ニンジン、キャベツなどよく使う野菜類にも広げられたら、うれしい」など、それぞれの栄養士が消費側の希望を話した。

 これに対して生産者側からは「無農薬は化学肥料を使う限り難しく、現実的には減農薬になる。食べる側も『虫が食べた野菜はそれだけおいしく安全』と考えてもらいたい」「山菜は無農薬にできるが、狭い傾斜地で作るにはコストがかかる」「旬のものを使ってもらえるなら生産者の負担は少なくなる」など実情を説明した。

 2月の委員会では需要と供給について具体的な話し合いをするほか、3月には地元食材を使った「わが家の夕食自慢コンテスト」を開き、新しいメニューの開拓を試みる。

(1/13)

http://mytown.asahi.com/tokushima/news02.asp?kiji=3845