2004年01月13日(火) 07時00分
JRの予約システムを刷新、安いサーバーを活用(日経新聞)
JR7社が共同出資する情報システム運用会社、鉄道情報システム(東京・渋谷、竹井大輔社長)は旅客鉄道の予約・発券システムを刷新する。2004年3月までに、大型コンピューターでの集中処理から複数のサーバーと組み合わせて分散処理するシステムに移行する。価格が安いサーバーを取り入れることでシステム運用経費の1割削減をめざす。
新システムでは高性能サーバーである「UNIXサーバー」を約20台取り入れる。現行システムは障害時の待機用と合わせて大型機二台ですべての業務を処理しているが、2004年3月までに駅の予約端末の管理や運賃・料金の計算などの処理をUNIXサーバーに移す。
大型機で処理する業務は座席の在庫管理に絞り、2004年度中に低価格製品に切り替える。
現行システムは1997年に稼働し、年間1000億円近くの運用経費がかかっている。新システムは4—5年利用する予定で、運用費を年間900億円程度に抑える。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040113AT1D2901K12012004.html