2004年01月13日(火) 12時06分
「武富士の闇、明らかに」 盗聴訴訟第1回口頭弁論(共同通信)
退社後に電話を盗聴され、精神的な苦痛を受けたなどとして、消費者金融最大手「武富士」の元支店長藤井龍さん(33)=広島県福山市=が同社に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、広島地裁(田中一隆裁判長)で開かれた。
藤井さんらが意見陳述。藤井さんは「私が受けた屈辱的な生活、取り返しのつかない年月や失った生活はどうなるのか」と主張。我妻正規弁護団長は「武富士の闇と呼ばれている実態を明らかにしたい」と訴えた。武富士側は欠席。答弁書で藤井さんに対する盗聴について否認した。
原告側は弁論後の会見で、武富士の武井保雄前会長にも損害賠償を求めて近く提訴することを明らかにした。
訴状によると、藤井さんは丸亀支店長(香川県)当時の2000年3月、抜き打ち指導のため支店を訪れた本社の社員に殴られ、けがをしたことをきっかけに退社した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040113-00000082-kyodo-soci