2004年01月13日(火) 07時00分
ホームページの医療情報監査で新制度(日経新聞)
特定非営利活動法人の日本技術者連盟(東京・港)はインターネットのホームページ上の医療情報の正確さや患者の個人情報保護などの管理体制を監査する「医療健康情報認証機構(JACHI)」を13日設立し、4月から運用を始める。日本医師会や日本学術会議が協力。年内に百機関を監査する。
監査を担当する委員長には日本学術会議会長の黒川清東海大教授が就任し、日本医師会の西島英利常任理事が委員、東芝の西室泰三会長、藤沢薬品工業の藤山朗会長が顧問に就く。
現在医療や健康に関する情報を提供する日本語のホームページはインターネット上に約200万件あり、そのうち医療機関が提供するのは1万6000件程度とみられる。昨年5月に成立した個人情報保護法の実施をにらみ、個人情報漏えいを防ぐ体制があるかどうかも認証する。監査前に改善点を指摘できる指導員を年間300人養成する。監査料は一回60万円程度を想定している。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040113AT1D2903612012004.html