2004年01月12日(月) 16時40分
卵の自主回収を指導 念を入れた措置と厚労省(共同通信)
山口県の養鶏場での鳥インフルエンザ発生を受け、厚生労働省は12日、この業者に対し、同施設から出荷された卵の自主回収を指導した。食品を取ることによる人へのインフルエンザ感染はこれまで報告されていないが、同省は「念には念を入れた措置」としている。
過去に香港などで、生きたニワトリとの接触により人が感染した事例が報告されているため、養鶏場関係者に対し、健康状態の確認や感染防御の徹底も指導した。
厚労省によると、卵の回収対象は、ニワトリが最初に死んだ昨年12月28日から今月11日までに出荷された約20トン。卵は箱詰めの業者を経て、約100店に流通している。店のほとんどは山口県内にあるという。
問題の養鶏場から、食肉用としてのニワトリの出荷はない。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040112-00000070-kyodo-soci