2004年01月12日(月) 16時23分
タクシー30年間無許可営業 東北運輸局が刑事告発へ(共同通信)
宮城県名取市のミナトタクシー(高橋勝男社長)が、約30年間にわたり国土交通省の許可を得ず営業していたことが12日、分かった。
営業許可は高橋社長が経営するミナト高橋新蔵商店(同市)が取得しているが、同商店としての営業実態がないため、東北運輸局は一両日中にも道路運送法違反で同商店に対し、ミナトタクシーの一部車両使用停止の行政処分をする。また同運輸局は近く同法違反(無許可営業)の疑いでミナトタクシーを宮城県警に刑事告発する方針。
同局によると、こうした違反は過去に例がないという。
東北運輸局によると、同商店は1953年にタクシー事業の許可を取得。その後1974年にミナトタクシーを設立し、以後はミナトタクシー名で従業員を募集するなどして事業を展開する一方、車両の所有名義や行政手続きはミナト高橋新蔵商店の名前を使っていた。
ミナト高橋新蔵商店は「商店の業務が多岐にわたり経理処理が煩雑になったため、タクシー部門を分離した。意図的ではないが違反があったのは事実」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040112-00000067-kyodo-soci