2004年01月12日(月) 18時23分
卵虚偽表示で厚労省調査へ、食品衛生法違反の疑いも(日経新聞)
京都府城陽市の山城養鶏生産組合が虚偽表示するなどして半年前に採卵した卵約5万個を出荷した問題で、厚生労働省は12日、食品衛生法違反の疑いもあるとして13日にも京都府を通じ調査する方針を決めた。
厚労省によると、食品衛生法は、卵や牛乳など品質が急速に劣化しやすい食品について安全が確保される期限を設定、正しく表示するよう定めている。
同組合は、採卵日から10日間前後を賞味期限として表示しているが、問題となった昨年6月19日採取の卵については「(昨年)12月2日採卵」と虚偽表示したり、「12月11日賞味期限」などと表示したりして出荷した。
厚労省は半年前の卵に表示された期限が、どのような根拠で設定されたのかなど経緯について府を通じ詳しく聴く。組合は「パック詰めの責任者が、卵を割って卵黄と卵白の状態などを目で確認、安全を判断した」と釈明している。〔共同〕(18:23)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040112AT3K1201D12012004.html