2004年01月12日(月) 00時02分
11日の銀行システム障害、日本IBM製ソフトが原因(日経新聞)
東京三菱銀行や八十二銀行など約20の大手銀行、地方銀行の現金自動預け払い機(ATM)で11日、他の金融機関のキャッシュカードで現金を引き出せなくなるトラブルが続発した。異なる金融機関どうしのデータ処理を担う日本IBM製の「対外接続ソフト」の欠陥が原因。日本IBMは「12日には復旧できる見通し」としている。
同ソフトは10日まで正常に稼働していたが、ソフトを制御する日付データに関連して誤動作を起こしたらしい。日本IBMは「基礎的なプログラムのチェックミス」としており、直ちにソフトの修正に着手した。
何度かやり直すと現金を引き出せたケースが大半という。日本IBMは「預金の二重引き落としなど深刻な事態は起こっていない」としているが、利用者から各銀行に苦情が寄せられ、各行の職員が対応に追われた。
日本IBMによると、問題のソフトの多くは1990年前後に導入された。(00:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040111AT1G1101P11012004.html