2004年01月12日(月) 10時39分
日本の問題点は「就職難」、青年意識5か国調査(読売新聞)
内閣府は12日付で、日本、米国、ドイツ、スウェーデン、韓国5か国を対象にした世界青年意識調査の結果を発表した。自国の問題点を複数回答で尋ねたところ、日本の青年は65%が「就職が難しく、失業も多い」ことを挙げた。
この回答の割合はドイツ(71%)の次に高かった。韓国は55%、米国とスウェーデンは30%台だった。
日本では、1993年の前々回調査で同じ回答をした人は12%で5か国中最低だった。1998年の前回調査では40%で、今回はさらに増えた。
この調査は、ほぼ5年ごとに実施している。今回は2003年2月から6月までの間、各国で18—24歳の男女を対象に各1000人をめどに回答を集め、計5102人から回答を得た。
日本は、悩み事や心配事を尋ねた設問でも「就職」を挙げた人が34%で最も多く前回調査を7ポイント上回った。
日本のイメージについて聞いたところ、「経済的に豊か」が各国で上位に入ったが、日本は27%で10年前(59%)から半減した。
今回の調査では、携帯電話の利用について初めて質問した。日本は「メールを頻繁に使っている」(58%)が、5か国の中で最も多かった。携帯電話を持っていない青年は米国が28%で最多。日本は3%で、韓国とほぼ同じ水準だった。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040112-00000102-yom-soci