2004年01月11日(日) 21時23分
半年前の卵約5万個出荷 京都、27人が食中毒症状(共同通信)
京都府城陽市の山城養鶏生産組合(西田詔子代表理事)が昨年6月に採卵した約5万個の卵を冷蔵庫で保管し、半年後に虚偽の採卵日や賞味期限を表示してスーパーや生協などに出荷していたことが11日、分かった。
消費者27人が腹痛や下痢など食中毒症状を訴えたが、卵から原因菌は検出されなかった。食品衛生法では採卵日表示は義務付けられていないが、宇治保健所は組合に対し、再発防止を求め文書で指導した。
組合や府生活衛生課によると、組合は昨年6月中旬に採取した卵のうち出荷せず余った約5万個を保管していた。
しかし保管や破棄に経費がかかるため昨年12月1日に品質を検査。通常10日前後の賞味期限は大幅に経過していたが、女性責任者は「問題ない」と判断し大阪府や京都市など計12店舗に出荷した。うち一部に「12月2日採卵」という虚偽のラベルを付け、その他は「12月11日賞味期限」と表示したという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040111-00000109-kyodo-soci