2004年01月11日(日) 23時17分
スズキ系販売4社、顧客情報を他損保に横流し(読売新聞)
軽自動車メーカー大手「スズキ」(本社・静岡県浜松市)の系列販売会社4社が、顧客の自動車保険契約申込書を無断で他の損保会社に渡していたことが11日、わかった。申込書には、顧客の住所や生年月日、車の型式、保険料などの個人情報が記されていた。スズキは「顧客の同意を得なかったのは問題だった」としている。無断提供した顧客情報の数は現時点では分からないという。
スズキ東京支店によると、系列販売会社は損保代理店として顧客の自動車保険の契約も行っている。このうち4社は、取り扱う損保会社を複数から1社に絞り込むことに決め、契約の満期が近い顧客に別の損保商品を勧めるため、顧客に無断で契約申込書を別の損保会社に渡し、見積もりをさせていた。
今回の問題は昨年9月、「スズキ自販近畿」(大阪市)の顧客の申込書が、情報提供を受けた損保会社から盗まれたため発覚。顧客の苦情を受け、現在は4社とも無断提供をやめているという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040111-00000212-yom-soci