2004年01月10日(土) 17時08分
資格試験最短2年で合格 不動産鑑定士、国交省方針(共同通信)
国土交通省は10日、合格まで約4年かかる不動産鑑定士の試験制度から「実務経験2年」などの条件を外し、最短で約2年で合格できるよう制度改正する方針を固めた。不動産鑑定評価法の改正案を19日召集の通常国会に提出する考えだが、実施は早くても2006年以降となる。
不動産の証券化など多様化するニーズに応えられる人材の確保が目的。3次試験まである不動産鑑定士の試験は受験者の負担が重く、現行制度のままでは試験制度の改革が進む法曹界や公認会計士に志望者が流れてしまうのを避ける狙いもある。
新試験制度は、鑑定の実務や行政手続き、会計学などの課目を、短答式と論文の2段階の試験で課すことを検討している。合格した受験者には1年半前後の「実務修習」を課し、終了時点の考査に通れば合格とする。(共同通信)
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